みなさんは、わんこの足が「前足」と「後ろ足」のどちらから筋力が衰えるか知っていますか?
個体差や犬種ごとの特性、生活環境、遺伝要因などが影響するため、一概には言えませんが多くの場合、後ろ足から衰え始めることが多いです
実際に私も多くのわんこを見ていますが、あまり使わない後ろ足から筋力が衰えていると思います
わんこも年齢とともに筋力や関節が衰えます
適度な運動・ケアすることで、わんこの後ろ足の健康を保ちましょう
わんこは後ろ足から衰える
一般的にわんこの前足と後ろ足では、先に後ろ足が衰える傾向があります
理由は様々ですが、年齢とともに後ろ足がうまく使えなくなることで筋力が衰えることがあります
前足と後ろ足の違い
わんこの後ろ足の筋肉はスピードやジャンプに大きく関係しているため、前足に比べて発達しており、より多くのパワーを発揮します
一方、前足は体重を支えたりバランスを保つ安定的な役割を果たしています
後ろ足の方が先に衰える原因
わんこは年齢を重ねるとともに、後ろ足の筋肉や関節への負担が増加しています
パワーのある後ろ足に、より多くのストレスをかけるため、関節や筋力が衰えることが考えられます
また、前足の関節は比較的シンプルで安定していますが、後ろ足の特に膝関節(ひざ)には多くの負荷がかかります
主な症状
これらの症状が見られたら後ろ足が衰え始めているかもしれません
- お散歩をしなくなる(途中でとまる)
- 階段の上がり下りをしなくなる
- 足をすって歩く
- つまづく
- 足が震える
- 内股になる
- 足先が折れ曲がる(ナックリング)
衰えを感じたら
後ろ足に負担があるように感じたら、部屋の中を滑りにくい床にすることや、ソファに上がるスロープや階段をつけるなど、生活環境を見直してみましょう
また適度な運動、お散歩を心がけましょう
なるべく芝生や土、砂の上を歩くと足腰に負担が少なく、踏み込む力もつくので効果的です
後ろ足を動かして健康を維持する
わんこも年齢とともに筋力や関節が衰えます
運動量が減ると衰えも進行します
適度な運動を行うことで筋力を維持し、関節の健康を支えることが大切です
また、バランスの取れた食事を与え、適切な体重を保つことで関節への負担を軽減します
後ろ足の衰え対策として、ストレッチやマッサージは効果的です
定期的なケアで関節と筋肉を柔軟に保ち、可動域を広げ、血流を良くしましょう