【人の約1.5倍】犬の歯と骨

犬は人より歯と骨の本数が多いってご存知でしょうか

犬種や個体差によっても変わりますが、人の約1.5倍ほどあります

犬の歯は肉をしっかりと噛み砕くために多くの歯が備わっており、犬の骨は機敏に動くのに適した形なっています

犬と人との違いを知れば、もっと犬との生活が楽しく、健康的に過ごせるようになります

もくじ

犬の歯と骨は人の約1.5倍

犬の歯や骨の本数は、人の約1.5倍ほどあります

小型犬など人より小さい体でも、たくさんの骨があることにびっくりしませんか

人と比べてたくさんの骨が犬の体を支えているのです

成犬
成人
  • 歯の数:約42本
  • 骨の数:約320〜380本
  • 歯の本数:約32本
  • 骨の数:約190〜215本

犬の骨格は猛スピードで成長する

ちなみに、犬は人と比べて凄まじいスピードで骨格が成長します

一般的に小型犬であればだいたい生後8〜10ヶ月程度、超大型犬でも生後18〜24ヶ月程度もすれば骨格の成長は止まり成犬となります

大型犬の方が骨が多い

一般的な傾向として、大型犬は骨の数が多いことが多く、小型犬は骨の数が少ないことがあります

ただし、犬種や個体差によっても異なるので、全てのケースに当てはまるわけではありません

前進に特化した骨格

犬は前に速く走るため「前後に素早く」動かせるように進化しました

その分、横や後ろに移動するのは苦手なのです

あまり知られていない骨

①外矢状稜(がいしじょうりょう)

犬の頭頂部にある出っ張り状の骨です

これは固い物を噛むときに使う顎の筋肉を支えるための骨で、ウサギやゴリラなど、ほかの哺乳類にも見られますが、人にはありません


②尾椎(びつい)

犬のしっぽに入っている骨です

また、しっぽには骨だけでなく、筋肉や神経も通っているため、犬は自在に動かして、気持ちを表現することができるのです

人とは違う犬の4つの特徴

犬は人とは違う骨格をしています
人と違う大きな4つの特徴を紹介します

鎖骨がない

鎖骨がないことによって前足を前後に素早く動かすことが可能になります

これによって犬は速く走ることができるのです

頭蓋骨が大きい

犬の頭蓋骨が人より大きいのは、嗅覚と聴覚に関係しています

彼らの特有の優れた感覚を持つために、頭蓋骨が広く発達しています

踵を地面につけて歩かない

犬が速く走る際にバランスを取りやすく、俊敏に動けるように進化した結果です

人とは違い、つま先だけで歩いたり走ったりしているということなのです

食べ物を細かく噛まず飲み込む

祖先がオオカミであったことから、その歯の形状や顎の構造は、食べ物を噛み切るのに適しています

噛み切った食べ物をあまり噛まず飲み込むことが一般的な食事のスタイルです

犬の骨はすべて大事

犬の骨は、体の形を保ちながら動いたり、内臓を守ったり、歩くのを助けたりする役割があります

背骨は背中を支えていますし、足の骨は歩くのに役立っています

犬の体のバランスや動きを支えるため、すべての骨が重要なんです

犬と人との違いを知り、ケアや遊び方を工夫して、犬と健康に楽しく暮らしましょう

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